Amsel-hof (Frunkfrt)-1 of 5
Activitiesのコーナーでご紹介している、ドイツ・フランクフルトの個人ギャラリー『青の家ーIm Blauen Haus』がある"アムゼル村"をご紹介します。
Amsel -hof(アムゼルはドイツ語でツグミ、hofは"村")という名前のとおり、小鳥がさえずるお伽話のような家並み。村のほぼ中心にはシュタイナー幼稚園があり、周りに集まる住宅や施設も、シュタイナー思想に何らかの共鳴をする人たちや、アーティストが多いとのこと。そのせいか、なんとも有機的でアートな雰囲気を村全体が醸し出しています。永い時間の重みと前衛の軽さ、活動的で、静か。変化するべきものと、変化の必要のないものを、自分自身で決めている。そんな空気が流れています。
フランクフルトの中心部からは、トラム(路面電車)を乗り継ぎ20分くらい。ヨーロッパ(というか、日本以外の先進国)では珍しいことではありませんが、都市と隣り合わせ、あるいはその真ん中にさえ、ゆっくりした時間と自然を味わう生活環境がある...その存在の基本になる社会の価値観が共有されている現実には、毎度のことながら考えさせられます。
その中でもこの"村"は、自然・芸術などに対して前述のようにシュタイナー思想の流れを汲む価値観を持った人たちが多く集まっていることで、エリアそのものを個性化しています。しかもその個性は、人を刺すように尖ってはいない。
トラムの最寄り駅はNiederursel。 |
護岸されない小川に沿った、駅から村への道。 |
ART IN A WALK INDEX
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