2006年10月、ART FOR LIVESはヨーロッパでの初企画として、かねてよりネゴシエーションを進めていたフランクフルト市内の個人ギャラリー『青の家〜Im Blauen Haus』で、ドイツ人陶芸家Monicaさんと日本画家 臼井 明子さんの合同展示会をコーディネイトしました。
初めてのドイツ語圏での企画、またちょうどロンドンでの爆発テロ騒ぎの後ということもあり、準備には不安もありましたが、結果はとても実り多い旅となりました。
『青の家〜Im Blauen Haus』は、大学で美術評論を学んだGabriele Priesemannさんが運営する個人ギャラリー。自宅庭の納屋を改造し、主に週末のみ、ギャラリーとして一般公開しています。基本的に、絵画(平面)と陶器(立体)それぞれのアーティストを組み合わせるスタイル。展示する作家はすべて、ガブリエル自身が自分の美意識で選んでいます。
今回、デュッセルドルフ在住のAFLスタッフ、山口るりが現地コーディネートを担当。さらに、フランクフルト在住で、美術教師をなさっている田中裕美さんと家族の皆さまに多大なご協力をいただいて、この企画が実現。私こと桜井純子も、参加作家である臼井さんのエスコートと作品運搬のため、東京から応援に駆けつけました。
何から何まで手作りの展示準備、感動のオープニングパーティまで、主催者であるガブリエルとその家族、共同展示アーティストとして選ばれたドイツ人女性陶芸家モニカさんとともに創り上げていく過程をリポートします。